第1章 薬理学を学ぶにあたって 薬による病気の治療
薬による病気の治療
- 薬物の使用目的
- 薬物療法における看護師の役割
1人の患者に対して様々な職種の医療者が関わり、それぞれの専門性を活かしながら協力し治療を行っていくチーム医療が不可欠
- 誤薬の防止
Right Patient
Right Drug
Right Dose
Right Route
Right Time
思い込み・焦り・慣れ・疲れなどによる注意不足
「ノルバスク」「ノルバデックス」、「プロルナー」「プロレナール」
- 治療効果の確認
- 薬物が投与後に治療方針に沿った効果を十分に著しているかを観察することは看護師の重要な役割である
- 看護記録は治療効果の検証や治療方針の変更のきっかけとなる
- 有害作用の早期発見と予防
- 患者は不調を看護師に訴えることが多い
- 患者のわずかな異変に気がつく機会が最も多いのは看護師
※迅速な対処をとるために起こりうる有害作用に備えておくことが大切
- 服薬に関する患者指導
- 薬を正しく服用されることは治療効果をあげる
- 「アドヒアランス」患者が医師の指示通りに薬を使用しているか
- 患者が薬の必要性を理解出来ないと自己中止や副作用が生じる
- 患者家族に対する治療の説明
- 治療方針や処方薬の説明に対しての疑問は医師や薬剤師に聴けない心境がある
- 患者と医療職者の仲介者となりお互いの意思疎通を促進することは看護師の重要な役割である